布石の原則「広い方から打つ」を意識する
「次の一手の棋譜並べ」で確かめてみましょう
左側の「次の一手の棋譜並べ」で,「3子局」をクリックし,「2022-05-10 H.Saku ...」をクリックすると,棋譜の終局図が表示されます。そこで,手数窓 No. に「2」を入力し,「Jump」ボタンを押すと,下図の局面になります。戻りボタン << ,進みボタン >> を使って,この前後の手順を確認してみましょう。
3子局では,白が左上に打った後,黒はどこに打つべきかが問題になります。布石の原則「広い方から打つ」を考えると,左辺ではなく,右辺か下辺に打つのが良いでしょう。
Lizzle_KataGo の操作方法
Lizzle_KataGo で,検討したい局面を次のように表示します。
1)将碁の棋譜を『SGF』形式でパソコンに保存します。
2)『SGF』データをKataGoに読み込みます。
3)検討したい局面を,次のようにして表示します。
下向き矢印キーを押すと1手ずつ,「pagedown」キーを押すと10手ずつ進みます。
4)『勝率グラフ』上に,勝率と目差が表示されます。
5)下図に11手まで進めた局面を示します。
上図は,白が打った手(右上に見える小さい黒丸が付いた白石)に対して,KataGo が推奨する黒の手を色分けで示しています。緑色が濃いほど推奨される手ですが,上図では左上にあります。「次の一手の棋譜並べ」で手数窓 No. に「12」を入力して「Jump」ボタンを押すと分かるように,黒は正しく左上に打ちました。これは,「広い方から打つ」という布石の原則にかなっているだけでなく,右上の弱い黒石に対する援軍にもなっています。
白が右上の黒を攻める足掛かりを無くした原因
「次の一手の棋譜並べ」で手数窓 No. に「40」を入力して「Jump」ボタンを押すと下図の局面になります。戻りボタン << ,進みボタン >> を使って,この前後の手順を確認してみましょう。
ここで,KataGo の推奨手は,下図に見るように,水色の場所です。ここをつないでおけば,被害を最小にできました。
中央の白石を攻めて黒の必勝形になった
「次の一手の棋譜並べ」で,進みボタン >> を押していくと分かるように。黒「42」から「44, 46」によって,中央の白3子を切り離して,その後,黒「54」(下図で,小さい白丸が付いた黒石)で,右上からの黒一群が右辺につながっては,黒の必勝形になりました。
続いて,白は中央を放置して,右上方面に白「59」(小さい黒丸が付いた白石)と打った局面です。下図に示すように,KataGo の推奨手(濃い緑色)は,左上に1つありますが,中央に集中しています。黒は,推奨手をはずしましたが,中央の白石を攻めて黒の必勝形を維持しました。
左下に侵入されたが左辺をまとめて黒の勝利
左側の「次の一手の棋譜並べ」で手数窓 No. に「106」を入力して「Jump」ボタンを押すとわかるように,黒は左下の攻防に関して,KataGo の推奨手より1つ右側に打ってしまいました。このため,白「107」から左下隅に侵入され,生きられてしまいました。
しかし,結果的に,黒は白を左下隅に閉じ込めて,下図に見るように,その後で,左辺に侵入してきた白に2眼を作らせないで,勝利しました。